矯正中に歯ぐきが盛り上がってきた?その原因と治療法、セルフケア方法を解説

      2026/05/20

港区(三田・赤羽橋)の矯正歯科専門医院、矯正歯科クリニック三田赤羽橋で矯正中に歯ぐきが盛り上がってきた?その原因と治療法、セルフケア方法を解説

こんにちは、港区(三田・赤羽橋)の矯正歯科専門医院、矯正歯科クリニック三田赤羽橋です。

矯正治療を始めてしばらくすると、歯ぐきが以前よりも盛り上がってきたように感じることがあります。
今回は、矯正治療中に歯ぐきが盛り上がる原因や治療法、セルフケアの方法について解説します。

 

歯ぐきの盛り上がりとは

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矯正治療中に見られる歯ぐきの盛り上がりは、歯肉増殖や歯肉肥大と呼ばれる状態です。
健康な歯ぐきは、ピンク色で引き締まっており、歯と歯の間の歯ぐきは三角形に近い尖った形をしています。
これに対し、三角形の部分が丸みを帯びて膨らんだり、歯の表面を覆うように広がったりしている状態が、歯ぐきが盛り上がっている状態です。
触るとやわらかくぶよぶよとしており、色は赤みを帯びています。

この状態になると、歯磨きがしにくくなる、出血しやすくなる、口臭が気になるといった見た目以外の症状も現れます。
また、盛り上がった歯ぐきによって矯正作用が十分に発揮されなかったり、装置の調整が困難になったりすることもあります。

 

矯正治療中に歯ぐきが盛り上がる原因

細菌による炎症

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矯正治療中に歯ぐきが盛り上がる代表的な原因は、歯垢に含まれる細菌による歯ぐきの炎症です。
矯正装置が装着されると、食べ物が引っかかりやすい部分や磨きにくい部分が増え、食べかすや歯垢が溜まりやすくなります。
歯垢は、歯の表面に付着する細菌の塊で、放置すると歯ぐきに炎症を引き起こします。
歯肉炎の段階であれば、日々のオーラルケアよって改善可能ですが、放置すると歯周病に進行し、歯を支える骨まで破壊されてしまうリスクがあります。

 

矯正装置による機械的刺激

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矯正装置そのものが歯ぐきに与える機械的な刺激も、歯ぐきの盛り上がりの原因です。
ブラケットやワイヤーが歯ぐきに当たったり、擦れたりする刺激が慢性的に続くと、歯ぐきは防御反応として組織を増殖させることがあります。
マウスピース型矯正装置を使用している場合でも、マウスピースが歯ぐきを圧迫したり、適合が悪くて擦れたりすることで、炎症や腫れが生じることがあります。

 

口呼吸と歯ぐきの乾燥

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口呼吸をしていると、口の中が常に乾燥した状態になります。
唾液には、細菌を洗い流す自浄作用や、口腔内を保護する作用があるため、口内が乾燥すると、これらの防御機能が低下します。
その結果、細菌が増殖しやすくなり、歯ぐきの炎症が起こりやすくなります。

 

薬剤性歯肉増殖症

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特定の薬を服用している方は、副作用として歯ぐきが増殖することがあります。
これを薬剤性歯肉増殖症といいます。
代表的な薬としては、高血圧の治療に使われるカルシウム拮抗薬、一部の抗けいれん薬、臓器移植後に使用される免疫抑制剤などがあります。
これらの薬は、歯ぐきの線維芽細胞を刺激し、コラーゲンなどの結合組織の産生を促進することで、歯ぐきの増殖を生じさせます。
ただし、薬を服用していても、口内の衛生環境が良好であれば、歯ぐきの増殖を抑えることができます。

 

栄養状態とビタミン不足

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ビタミンCは、コラーゲンの合成に必要な栄養素で、歯ぐきを含む結合組織の健康維持に欠かせません。
ビタミンCが不足すると、歯ぐきの抵抗力が低下し、炎症や出血が起こりやすくなります。
その他のビタミンやミネラルの不足に関しても、例えばビタミンB群の不足は、口腔粘膜の炎症を引き起こします。
鉄分の不足による貧血も、歯ぐきを含む粘膜の健康を損ないます。
矯正治療中は、装置による痛みや違和感から、食事が偏りがちになることがありますが、健康な歯ぐきを維持するためには、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。

 

歯ぐきの盛り上がりに対する治療法・予防法

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歯肉切除術
歯ぐきの増殖が著しく、保存的な治療で改善が見込めない場合には、歯肉切除術が行われます。
この手術は、増殖した歯ぐきを外科的に除去し、健康で審美的な歯ぐきの形態を取り戻すことを目的としています。
手術時間は、30分から一時間程度です。

ブラッシング指導

矯正治療中の歯ぐきの盛り上がりを予防・改善するために何よりも重要なのは、毎日のセルフケアです。
歯磨きの際には、ブラケットの上下、歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間など、すべての面を丁寧に磨きましょう。

食生活の改善

矯正治療中の歯ぐきの健康を保つためには、食生活にも配慮が必要です。
まず、歯や装置に負担をかけない食べ物を選びましょう。
硬い食べ物や粘着性の高い食べ物は、装置を破損させたり、歯ぐきを傷つけたりする可能性があります。
また、歯ぐきの健康に良い栄養素を摂取することも重要です。
ビタミンやカルシウム、亜鉛、タンパク質などをバランスよく摂取するようにしましょう。

 

矯正治療中の歯ぐき炎症リスク

歯周病

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矯正治療中は、矯正装置が装着されていることで、歯垢が溜まりやすくなり、歯周病のリスクが増大します。
また、歯が移動する際に歯を支える骨に力を加えるため、この時期は歯周組織が脆弱になります。
歯周病が進行している状態で矯正治療を行うと、歯の移動によって骨の破壊がさらに進む可能性もあります。
矯正治療を開始する前には歯周病の有無をしっかりと検査し、もし歯周病の傾向がある場合には、治療を行ってから矯正を始めるようにしましょう。

 

妊娠中や思春期のホルモンバランスの変化

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妊娠中や思春期は、ホルモンバランスの変化により、歯ぐきが敏感になります。
妊娠中は、女性ホルモンの一種であるエストロゲンとプロゲステロンの分泌が増加し歯ぐきが炎症しやすくなるため、これらの時期に矯正治療を受けている場合は、いつも以上に丁寧なオーラルケアを心がけ、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることが大切です。
また、思春期に関しても、性ホルモンの分泌が増加する時期のため、炎症が起こりやすくなります。

 

ストレスと免疫力の関係

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強いストレスを感じると、身体の免疫機能が低下し、感染に対する抵抗力が弱くなります。
口腔内では、この免疫力の低下により、細菌に対する防御機能が弱まり、歯肉炎や歯周病が発生しやすくなります。
また、ストレスを感じているときは、歯ぎしりや食いしばりをすることが多く、これらの習慣は歯や歯ぐきに過度な負担をかけます。
矯正治療中は、装置による違和感や痛み、治療期間の長さ、見た目の変化などがストレスの原因となることがあります。

 

まとめ

矯正治療中の歯ぐきの盛り上がりの代表的な原因は、矯正装置によって口内環境が悪化し、細菌によって炎症が起こることです。
そのほかにも、装置による機械的刺激、口呼吸による乾燥、薬の副作用、栄養不足など、さまざまな要因があります。
放置すると、歯周病に進行したり、矯正治療の妨げになったりする可能性があるため、早期の対処が重要です。
歯ぐきの盛り上がりに気づいたら、できるだけ早めに歯科医院を受診しましょう。

 



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