口角が下がるのは歯並びが原因?考えられる原因と予防法を解説
2025/03/20

こんにちは、港区(三田・赤羽橋)の矯正歯科専門医院、矯正歯科クリニック三田赤羽橋です。
口角が上がっているかどうかは、人に与える印象に大きく影響します。
「キュッと上がった口角になりたい」と口周りのトレーニングをしたり、リップメイクを工夫したりしている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、口角が下がってしまう原因や予防法について解説します。
口角が与える印象
ポジティブ・ネガティブな印象

口角が上向きだと、親しみやすい印象を受けます。
キュッと上がった口角は明るさや活力を感じさせ、周りの人々を穏やかな気持ちにさせる力があります。
特に初対面の際には、オープンでフレンドリーな印象を与えることができ、人間関係の構築にも良い影響を与えます。
口角が下がった表情は、閉鎖的で批判的な印象を与えやすく、特に口数が少ない時には不満を持っていると誤解を招くこともあります。
ビジネスの場面では、クライアントや同僚にネガティブな印象を与えることがないように注意が必要です。
相手への親和性と信頼感

口角が上がっている表情には、親和性や信頼感を高める働きもあります。
笑顔は、非言語的なコミュニケーションとして相手の不安感を軽減し、心を開かせる力があります。
また、口角が上がっている表情は、自信を感じさせます。
不安感や緊張感が周りの人に伝わってしまうのと同様に、自信に関しても周りの人に自然と伝わり、魅力的な存在として映ることが多くなります。
健康的な印象
口角が上がっていると、全体的に健康的でエネルギッシュな印象を与えることができます。
また、そのように口角があがった表情でいることで、ストレスホルモンが減少し、免疫機能が高まるという報告もあります。
口角が下がる原因
遺伝的要因
口角が下がる基本的な要因として、遺伝的な顔の骨格や筋肉の配置があります。
遺伝的な要素で口角が下がっている場合、改善には時間がかかりますが、さまざまな習慣やトレーニングを工夫することで、ある程度は改善することができます。
表情筋の衰え

時間とともに表情筋が衰えていくことも、口角が下がる大きな原因の一つです。
特に、加齢により表情筋が弱まると、口角を引き上げる力が足りなくなります。これは筋力の低下とともに自然に起こるものですが、日々のトレーニングである程度改善することが可能です。
トレーニングをしないままの状態では、表情筋を使う機会が少ないため、さらに口角を支える筋力が低下し、常に口角が下がった状態になってしまうことがあります。
皮膚のたるみと保湿不足

肌の弾力が失われることも、口角が下がる原因です。
肌はコラーゲンやエラスチンといった成分によって支えられていますが、これらの成分は日々の生活環境や加齢によって減少します。
また、紫外線のダメージや乾燥した環境でも、肌は老化します。
皮膚がたるむと、その重みで口角が下がりやすくなるため、日々のスキンケアや保湿によって皮膚の状態を良好に保つことが重要です。
環境要因と生活習慣

長時間のデスクワークやスマートフォンの利用は、現代社会では多くの方が日常的に行っている行為です。
しかし、このような行為には、前かがみの姿勢になりやすいために肩や首に負担がかかること、それにより口元の筋肉が下方に引っ張られ口角が下がりやすくなることなどのリスクがあります。
また、パソコンやスマートフォンに向かっている時間が長く、口をあまり動かさない生活スタイルは、筋肉の使用頻度を減らし、筋力低下を引き起こします。
ストレスや睡眠不足により筋肉がこわばりやすくなることも、口角に影響を与える要因です。
歯並び(上顎前突、下顎前突、開咬、叢生など)

上顎前突や下顎前突、開咬、叢生などの歯並びの問題が、口角が下がってしまう要因となることもあります。
例えば、上の歯が前に突出している状態の上顎前突では、上唇が前方に押し出されることが原因で、口角が下に引っ張られるような状態になってしまいます。
下顎前突の場合も、同様に口元に突き出た印象を与えるため、自然な口の形状が維持しにくくなります。開咬や叢生の場合も同様です。
また、これらの歯並びは、かみ合わせのバランスが崩れるために、食べ物をうまくかむことができず、口角を維持する筋肉に余計な負担をかけてしまいます。
これらの状態は、長期間放置すると顔の筋肉に不均衡を生じさせ、さらに口角を下げる原因となります。
口角を下げないための予防法
表情筋トレーニング

表情筋を鍛えることは、口角を維持するためにとても重要です。
よく行われるトレーニングとしては、まず口を「い」の形にして頬を高く上げ、その後「う」の形にしてすぼめるものがあります。
この動きを繰り返すことで、口角の周りの筋肉強化が見込めます。
さらに、口角を意識的に上げるよう意識して過ごすことも大切です。
生活習慣の改善と姿勢の見直し

日々の生活の中で無意識に取っている姿勢や癖にも目を向けてみましょう。
特に、パソコンやスマートフォンを使っている時間が長い方は、体勢が前かがみになりがちです。
それを防ぐために、正しい姿勢を保ち、首や肩の緊張を適度にほぐすよう心がけましょう。
また、食事の際には意識してよくかむことで、口周りの筋肉を動かしましょう。
肌のケアと環境の整え方
肌のたるみ予防として、日々のスキンケアも欠かせません。
毎日の洗顔と保湿ケアは、肌を若々しく保つ基盤です。
定期的にスクラブやマッサージを取り入れて血行を促進したり、紫外線から肌を守るために日焼け止めを季節に関係なく使用したりするなど、肌ケアにも力を入れましょう。
口腔内の健康と矯正治療

歯並びが口角を下げる原因となっている場合には、歯列矯正を検討するのも一つの手です。
矯正治療は、見た目の改善だけでなく、健康面でも大きな利点があります。
正しいかみ合わせと歯並びに整えることで、虫歯や歯周病を予防しやすくもなります。
まとめ
口角が下がる理由は、遺伝、筋肉の衰え、生活習慣、歯並びなどさまざまです。
表情筋トレーニングや姿勢の改善、矯正治療など、それぞれの要因ごとに対策を講じることで、より効率的な口角の改善が図れます。
自分に合った口角を上げるための方法を見つけ、それを持続的に行うことで、美しい笑顔を保ちましょう。
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