矯正中のゴムかけはいつまで痛い?痛みが出る理由や対処法を解説

      2025/02/20

港区(三田・赤羽橋)の矯正歯科専門医院、矯正歯科クリニック三田赤羽橋で矯正治療中のゴムかけの痛みについての解説

こんにちは、港区(三田・赤羽橋)の矯正歯科専門医院、矯正歯科クリニック三田赤羽橋です。

ゴムかけは、整った歯並びとかみ合わせを目指して行う矯正治療を、より効率的に進めるための方法のひとつです。
しかし、ゴムを装着している期間中は痛みが出ることもあり、その痛みにつらい思いをする患者さんも多くいます。
「この痛みはいつまで続くのか」「痛みを和らげる方法ないのか」と不安になる方もいるのではないでしょうか。

ゴムかけで痛みが出る主な理由は、歯を動かす力が強く働いているためです。
そして、この歯を動かす力による痛みは、数日から1週間程度で和らぎます。
この記事では、ゴムかけの目的や痛みの原因、痛みを和らげるための方法について解説します。

 

矯正治療におけるゴムかけとは

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矯正治療におけるゴムかけとは、小型の専用輪ゴムを、上下の矯正器具の特定部分に引っかけて固定する手法です。
ブラケットやワイヤー、そしてマウスピース矯正におけるインプラントアンカーといった部分にゴムを装着し、歯やあごに継続的な引っ張る力を加えることで、歯を想定の位置へと移動させ、矯正器具だけでは難しい詳細な歯の調整を可能にします。

 

ゴムかけが必要な時間

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ゴムかけによる矯正力をきちんと発揮させ、矯正治療を計画通りに進めるためには、1日20時間以上の装着が必要です。
ゴムを継続的に装着することにより、その力が定常的に歯やあごに作用し、歯の移動と調整を効率的に進めることができるようになります。
毎日の食事や歯磨きの際を除いて、可能な限り連続してゴムを装着することが基本です。

ゴムかけを行う期間は一般的に2カ月から3カ月ほどが多いですが、この期間は個々の患者さんの治療計画によって異なります。
患者さん一人ひとりの口腔状況に応じた長さで継続してゴムかけを行うことで、矯正治療をスムーズに進めることができるようになります。

 

ゴムかけの目的

歯列矯正を効率的に進める
歯列矯正の目的は、歯を望む位置に移動させることにあります。
ゴムかけは、この目的を効率的に達成するための手法です。
ゴムが与える持続的な引っ張る力により、歯は特定の方向に移動しやすくなります。

かみ合わせの調整をする
ゴムかけは、あごの位置を調整し、正しいかみ合わせを作り出すためにも重要です。
上下のあごにバランスよく力が加わることで、細かなあごのずれを修正することが可能になります。
かみ合わせが悪い状態は口腔全体のバランスを崩し、さまざまな健康上の問題を引き起こす可能性がありますが、ゴムかけによる調整により、こうした問題を防ぎやすくなります。

 

ゴムかけが痛い理由

歯の移動
歯槽骨にしっかりと固定されている歯を動かすためには、相当の力が必要です。
ゴムが歯にかかると、歯を動かす力がさらに強くなることで一定の抵抗が生じ、これが痛みの原因となります。
ただし、この痛みは時間とともに和らいでいくことがほとんどです。
一般的には、数日から1週間ほどで痛みが気にならなくなります。

圧力による刺激
ゴムかけの圧力は、歯そのものだけでなく、歯ぐきや歯根膜といった周囲組織にも影響を与えます。
そのため、初めての装着時や力の調整が行われた際に痛みや不快感を覚えることがあります。
ただし、この反応も一時的なものであり、炎症が治まるにつれて痛みも緩和されるのが一般的です。

矯正ゴムの摩擦
ゴムが歯に密着する際に発生する摩擦も、痛みの要因となります。
この摩擦による痛みは特に矯正治療の初期段階や新しいゴムに交換した際に感じやすいですが、摩擦は新たな力に対する自然な抵抗です。
歯が移動することによる痛みなどと同様に、時間が経つにつれて次第に減少していきます。

不適切なゴムかけ
誤った方法でゴムが装着されていると、歯にかかる圧力のバランスが崩れ、不必要な痛みが引き起こされる可能性があります。
ゴムかけによる痛みを和らげるためには、歯科医師の指示に従い正しい装着をする必要があります。

 

ゴムかけをさぼった場合のリスク

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痛みがあるからといってゴムかけを怠ると、治療の進行に影響を及ぼす可能性があります。
ゴムの力が一貫して歯やあごにかかっていることが歯を計画通りに動かすために大切であり、装着を怠ると治療のスピードが落ち、治療期間が延長する可能性があるためです。
また、予定していた位置まで歯が動かなくなるリスクもあり、最終的な治療結果が想定通りにならないこともあります。
こういったリスクを回避するためには、正しい方法で、決められた時間にゴムを装着することが重要です。

 

ゴムかけによる痛みを和らげる方法

冷やす
冷やすことで、痛みの主な原因である圧力や炎症を抑えられる可能性があります。
冷たいタオルやアイスパックを使って、痛みを感じる部分を優しく冷やすことで、炎症を軽減し、痛みを和らげましょう。
ただし、冷やしすぎは逆効果になることがあるため注意してください。

痛み止めを飲む
痛みが強い場合は、市販の痛み止めを服用することも一つの手段です。
歯科医院から処方されている鎮痛剤などがある場合には、まずはそちらを服用するようにしてください。
また、市販薬と処方薬のどちらを服用する場合でも、決められた用法用量を守るようにしてください。

正しく装着する
ゴムの装着方法が正しいかどうかを確認することも重要です。
ゴムかけの位置を確認し、正しく装着することで、無駄な力を避け、痛みの緩和が期待できます。
もし装着について不安がある場合は、痛みの軽減だけでなく治療の進行のためにも、歯科医師に相談し再確認をしてもらいましょう。

歯科医師に相談をする
痛みが続く場合や、どのように対処すれば良いか分からない場合には、迷わず歯科医師に相談しましょう。
専門的な視点で状態を確認することで、痛みの原因を特定し、解決策を見つけやすくなります。

 

まとめ

ゴムかけは、歯列矯正の進行状況を左右する大切なプロセスであり、継続的かつ正しい装着が治療の結果に直結します。
特に装着直後はゴムかけによって痛みが生じる可能性が高いですが、数日間ほどで治まるのが一般的です。
また、耐えられない痛みがある場合などは、遠慮せずに歯科医院に相談するようにしましょう。

 



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交通アクセス
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