インプラント矯正にはどれくらいのお金がかかる?メリットやデメリットも解説
2025/11/20
こんにちは、港区(三田・赤羽橋)の矯正歯科専門医院、矯正歯科クリニック三田赤羽橋です。
インプラント矯正は、複雑な症例にも対応できる矯正法です。治療期間の短縮につながるなどのメリットがあります。
今回は、インプラント矯正の仕組みや費用、適応症例、治療の注意点を解説します。
インプラント矯正とは
インプラント矯正とは、歯列矯正用のアンカースクリューと呼ばれる小さなネジ型の装置を使用して矯正を行う方法です。
一般的なワイヤー矯正やマウスピース矯正では、周囲の歯を固定源として歯を動かしていましたが、この場合、動かす必要のない歯まで影響を受けてしまい、力のコントロールが難しいこともありました。
一方で、インプラント矯正はアンカースクリューを固定源として利用するため、周囲の歯に負担をかけずに歯の移動ができるという特徴があります。
インプラント矯正の費用相場
インプラント矯正にかかる費用は、通常の矯正治療費に加えてアンカースクリュー1本あたり2万円〜5万円程度が一般的です。
自由診療のため、歯科医院ごとに料金設定が異なり、同じ処置でも費用差が生じることがあります。
また、インプラント矯正では小さなネジを顎骨に埋め込むため、処置の際や直後に抗生物質や鎮痛薬が処方されることがあり、その分の追加費用が必要になるケースもあります。
そのため、治療を検討する際は、詳細な見積もりを出してもらうことが重要です。
矯正全体の費用に含まれるのか、別途加算されるのか、またアンカースクリューが何本必要になるかの判断は歯科医院によって異なるため、後々のトラブルを避けるためにも事前にしっかり確認しておくようにしましょう。
インプラント矯正の適応症例
インプラント矯正は、出っ歯(上顎前突)のように前歯を大きく後方へ移動させる場合に適しています。
一般的な矯正治療では奥歯を固定源として前歯を移動させますが、奥歯がその力に耐えきれず動いてしまい、十分な後退が得られないことがあります。
アンカースクリューにより人工的で強固な固定源が得ることができれば、効率的に前歯を後退させられます。
また、ガミースマイルと呼ばれる笑ったときに歯ぐきが過度に見える症例や、臼歯部の挺出(奥歯が伸びてかみ合わせが悪化する状態)や部分的な歯列の乱れなどの限られた部位の矯正にも適しています。
加えて、矯正治療中に抜歯や予期せぬ歯の喪失が起こり、固定源が失われたケースでも、アンカースクリューを新たに設置することで治療を継続できます。
これにより、治療計画の大幅な変更や中断を避けられる点も大きなメリットです。
インプラント矯正が適さない症例
一方で、インプラント矯正が向かない場合もあります。
まず、骨が未発達な状態での埋入は、スクリューの移動や脱落のリスクが高くなります。
また、骨粗しょう症などで骨密度が著しく低い人にも適しません。
さらに、抗凝固薬を服用している方や重度の全身疾患を抱えている方の場合、出血や感染のリスクが高まり、外科処置が安全に行えない可能性があります。
加えて、口腔内の衛生状態が悪く、歯ぐきに炎症が起きやすい人も注意が必要です。
スクリューの周囲に炎症が生じると固定力が低下し、治療が中断される恐れがあります。
インプラント矯正のメリット
治療期間の短縮
インプラント矯正では、あごの骨に直接固定されたアンカースクリューを使用するため、力の方向や強さをより細かく管理できます。
この固定源の安定性によって、歯の移動効率が向上し、治療期間の短縮が期待できます。
また、治療期間が短い分、装置による口内の違和感や清掃のしづらさが続く期間も減り、患者さんの負担軽減にもつながります。
抜歯を回避できる可能性の増加
インプラント矯正では、強固な人工固定源を活用できるため、従来の方法で抜歯が必要と判断されたケースでも、抜歯せずに治療できる場合があります。
歯を失わずに済むという点は、長期的な口腔機能や審美性の維持につながります。
細かい移動が可能になる
インプラント矯正では、歯の動かし方をより精密にコントロールできます。
固定源がしっかりと骨に固定されているため、余計な歯の動きを防ぎながら必要な方向へ力を加えられます。
インプラント矯正のデメリット
外科処置が必要になる
インプラント矯正では、アンカースクリューを骨に埋め込む処置が必要です。
手術自体は10〜15分程度で、局所麻酔下で行われるため強い痛みはほとんどありません。
しかし、術後に軽度の腫れや痛み、違和感を覚えることがあります。
また手術後は、抗生物質や痛み止めの服用、食事や歯磨きの注意など、一定のケアが必要となります。
費用が増加する
インプラント矯正は、自由診療です。
アンカースクリュー1本あたりの費用は2万円〜5万円程度で、1症例あたり2〜4本使用されることもあります。
さらに、矯正治療そのものの基本料金は60万円〜150万円程度かかることが多く、スクリューの費用を加えるとトータルの治療費は高額になりやすい傾向です。
インプラント矯正の注意点
口内を清潔に保つ
スクリューは小さな装置であるものの、歯垢や食べかすが付着しやすく、細菌が繁殖しやすい環境になります。
そのため、毎日の丁寧な歯磨きに加え、歯間ブラシやデンタルフロスを使った清掃が欠かせません。
口内を清潔に保つことで、インプラント矯正の安定性を高め、治療期間中のトラブルを防ぐことができます。
すべての人が受けられるわけではない
インプラント矯正は、すべての人に適しているわけではありません。
あごの骨量が不足している場合や、重度の歯周病を抱えている場合は、スクリューをしっかり固定できないため治療が難しいことがあります。
また、糖尿病や心疾患などの全身疾患を持つ方も、感染や治癒のリスクを考慮して適応外になる場合があります。
禁煙する
喫煙はインプラント矯正の治療経過に悪影響を与える要因の一つです。
タバコに含まれるニコチンは骨の結合や傷の治癒を妨げるため、アンカースクリューが定着しにくい恐れがあります。
また、喫煙者は歯周病のリスクも高まるため、スクリュー周囲の炎症が起きやすくなります。
まとめ
インプラント矯正は複雑な不正咬合にも対応できる矯正方法であり、治療期間の短縮や抜歯の回避、細かい歯の移動が可能になるといったメリットがあります。
一方で、外科的処置が必要であることや、費用の増加といったデメリットもあります。
治療を検討する際には、費用や期間、適応症例を理解し、歯科医師と十分に相談したうえで、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。
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