矯正費用を抑えるためにできることとは?その方法や工夫を紹介
2024/12/20
こんにちは、港区(三田・赤羽橋)の矯正歯科専門医院、矯正歯科クリニック三田赤羽橋です。
歯並びは人の印象を左右する要素の一つです。美しい歯並びを目指し、矯正治療をする方も大勢います。
しかしその一方で、矯正治療は費用負担が大きいためにあきらめている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、矯正治療の基本や費用を抑える方法を解説します。
矯正治療とは
矯正治療は、歯の位置を整え、正しいかみ合わせを手に入れることを目的とした治療法です。
歯並びが悪い状態には、見た目の問題だけでなく、かみ合わせの不具合による咀嚼能力の低下や、顎関節への負担増加といったリスクがあります。
また、汚れがたまりやすい箇所ができたり、歯が磨きにくくなったりすることで、虫歯や歯周病ができやすくなるというデメリットもあります。
矯正治療は、矯正器具を歯に取り付け徐々に歯を動かしていくことで、これらの問題に対処し、健康的な口内環境と整った歯並びを目指す治療法です。
矯正治療の種類
表側矯正
表側矯正は、歯の外側に矯正装置を取り付ける、一般的で広く用いられている方法です。
この方法の利点は、さまざまな症例に対応できることです。
例えば、歯の重なりやズレ、かみ合わせの問題などのほとんどのケースに利用することができます。
治療期間は通常2年程度で、費用相場は80万円から120万円ほどです。
治療中に装置が目立つ点が難点とされることがありますが、近年では見た目を考慮したクリアタイプのブラケットも出てきています。
裏側矯正
裏側矯正は、歯の内側に装置を取り付けることで、見た目からは矯正治療を行っていることがわからないようにすることができる矯正方法です。
見た目を気にする必要がないため、大人の方に特に好まれます。
費用相場は100万円から150万円ほどで、治療期間は表側矯正と同様に約2年です。
ただし、裏側に装置があるため、装着当初は少し違和感を覚えることや、装置に慣れるまでに数日から数週間かかる場合があります。
部分矯正
特定の部分のみを矯正する部分矯正は、治療期間や費用を抑えることができ、軽度の歯並びの乱れや、部分的な歯の重なりを整えるのに適しています。
治療期間は半年から1年ほどで、一般的な費用は30万円から80万円程度です。
全体矯正よりも短期間かつ低コストであることがメリットですが、適応できる症例が限られるため、歯科医師の診断のもとで部分矯正が利用できるかどうかを確認する必要があります。
ハーフリンガル矯正
ハーフリンガル矯正は、上の歯には裏側矯正を、下の歯には表側矯正を行う方法です。
一般的な費用は80万円から120万円ほどで、治療期間はおよそ2年です。
上の歯に取り付けられた矯正装置が外からは見えないため、会話や食事の際に装置が見えづらいことがメリットです。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、取り外し可能な透明のマウスピースを使用して歯を矯正する方法です。
この治療法は、見た目にほとんど影響を与えずに治療を進められることが魅力です。
食事や歯磨きの際には取り外せるため、日常生活におけるストレスが少ないという利点があります。
治療期間は1、2年で、費用は30万円から100万円ほどです。
ただし、軽度から中程度の症例に適しており、重度の歯並びやかみ合わせの不正には向かない場合があります。
セラミック矯正
セラミック矯正は、歯を動かすのではなく、歯を削ってセラミック製のクラウンをかぶせることで歯並びを整える方法です。
この方法は、短期間での治療を求める方に適しています。
一般的な費用は歯1本あたり5万円から15万円で、全体の費用は治療する歯の本数に応じて変わります。
ただし、天然の歯を削る必要があります。
矯正費用を抑えるための方法
費用負担の少ない装置を選ぶ
矯正治療にはさまざまな装置があり、それぞれに価格差があります。
表側矯正やマウスピース矯正など、見た目や快適さが異なる複数の選択肢がある中で、ご自身の症状と予算に応じたものを選ぶことが重要です。
費用を抑えたい場合には基本的には表側矯正が適していますが、自分のライフスタイルや希望を考慮し、無理のない価格帯の治療法を選びましょう。
いろいろな歯科医院で費用を検討する
矯正治療は自由診療のため、歯科医院によって治療費が異なります。
また、矯正期間中の定期メンテナンス費や保定期間中の治療費が矯正治療費に含まれているかどうかも歯科医院によって異なるため、いくつかの医院で矯正相談を行い、見積もりを取って比較することが大切です。
矯正相談を行う過程で各医院の設備やサービスの違い、歯科医師の雰囲気も理解でき、より自分に合った医院を選ぶことができます。
保険適用の症例ではないかを確認する
矯正治療は一般的に自由診療ですが、特定の条件下では保険適用となります。
例えば、顎変形症や咬合問題が関連する医学的に矯正治療が必要な場合などは、保険適用の可能性があります。
保険適用の可否は、個人の症例や健康状態によるところが大きいため、矯正相談や検査の際に歯科医師に詳しく確認するようにしましょう。
デンタルローンを活用する
一度にまとまった金額を支払うのが厳しいという方は、デンタルローンを活用することで、月々の経済的な負担を軽減することができます。
ローンの利用に際しては、金利や返済期間、総返済額についてしっかりと確認し、自分の収入や支出のバランスを考慮して計画的に利用しましょう。
医療費控除の申請をする
矯正治療費が医療費控除の対象であれば、確定申告を通じて税の還付を受けることができます。
例えば、年間の医療費が10万円を超えており、矯正治療の目的が美容ではなく医療目的の場合、その超えた分について所得税の一部が戻ります。
矯正治療が医療費控除の対象となるかどうかは患者さん自身では判断が難しいため、歯科医師に確認しましょう。
使用方法を守って日々のセルフケアをしっかり行い、予定通りに治療を進める
矯正治療を計画通りに進めることは、費用を抑えることにもつながります。
例えば、装置の使用方法を誤ったり、セルフケアを怠ったりすると、治療期間が延びてしまい、追加料金が発生することがあります。
歯科医師の指示に従い、毎日の歯のケアと規則的な通院を怠らないようにしましょう。
まとめ
矯正治療は、さまざまな選択肢や制度を上手に活用することで、その費用をできるだけ抑えることが可能です。
自分に合った治療法をしっかり吟味し、納得のいく方法で治療に臨みましょう。
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