口腔筋機能療法(MFT)
口腔筋機能療法(MFT)とは、口腔内の筋肉の使い方を改善するための治療法で、特に矯正治療と併用することで非常に効果的な方法です。
「うちの子の舌の使い方が気になる」「口呼吸が多いけど大丈夫かな?」そんなお悩みを抱えている親御さんへ。
当院では、口腔筋機能療法(MFT)を通じて、お子さまのお口の健康をサポートしています。
舌や唇、顎の筋肉を正しく使えるようトレーニングすることで、歯並びやかみ合わせが整いやすくなるだけでなく、将来的な矯正治療の必要性を軽減する可能性もあります。
「専門的なアプローチだけでなく、親としての視点も大切にしたい」そんな思いで、お子さま一人ひとりの健やかな成長をお手伝いします。
些細なことでもどうぞお気軽にご相談ください。
口腔筋機能療法(MFT)の重要性
私たちの口腔内には、食べ物を噛む、話す、飲み込むといった基本的な機能をサポートする筋肉がたくさんあります。
しかし、これらの筋肉のバランスが崩れたり、正しい使い方ができていなかったりすると、歯並びに悪影響を与えることがあります。
例えば、舌が下がっていると歯並びが乱れる原因となったり、口呼吸が癖になると顎の発達がうまくいかないことがあります。
MFTでは、これらの筋肉の使い方を正しい方法に導くことで、歯並びやかみ合わせの改善を目指します。
口腔筋機能療法(MFT)が必要な場合
歯並びやかみ合わせが悪い場合
口呼吸が癖になっている場合
舌が低く、上顎に位置しない場合
嚥下時に舌の位置が不適切な場合
矯正治療後に歯並びが戻りやすい場合
口腔筋機能療法(MFT)の目的と効果
歯並びを根本から改善・維持
MFTを行うことで、矯正装置を使わずとも、筋肉の使い方が改善されることで自然に歯並びが整うこともあります。
また、正しい口腔機能を維持することで、噛み合わせや顎の健康が保たれ、美しい口元を維持しやすくなります。
舌の位置を正しい位置に戻す
MFTでは、舌の位置を上顎に自然に吸い上げる練習を行います。
舌が上顎にしっかりと位置することで、歯が正常な位置に誘導され、歯並びが整いやすくなります。
口呼吸の改善
口呼吸が癖になっているお子さまに対して、MFTは鼻呼吸に切り替えるトレーニングを行います。
鼻呼吸にすることで、顎の発達が促され、口元の見た目や健康にも良い影響を与えます。
顎の発育を促す
MFTは、顎の筋肉を適切に使うことで、顎の発育を促進します。
これにより、将来的に不正咬合(噛み合わせが悪い状態)を防ぎ、美しい顔のラインが形成されます。
正しい嚥下(飲み込み)の習慣を身につける
正しい嚥下(飲み込み)は、歯並びや顎の成長に深く関わっています。
MFTでは、舌を正しい位置で押し当てて飲み込むトレーニングを行い、歯並びが乱れないようにします。
矯正治療の効果をサポート
MFTは、矯正治療中や治療後においても重要です。
矯正装置を使用している間、正しい筋機能を維持することで、歯が安定しやすく、後戻りの予防に役立ちます。
また、矯正治療を受ける前に行うことで、歯並びやかみ合わせの改善を早め、矯正後の後戻りを防ぐ効果があります。
大人にも効果的な口腔筋機能療法(MFT)
口腔筋機能療法(MFT)はお子さまだけでなく、大人の方にもおすすめの治療法です。
成長期を過ぎても、舌や唇、顎の筋肉のバランスを整えることで、噛み合わせの改善や口元の健康維持に役立ちます。
また、歯並びが戻りやすい方や、口呼吸が気になる方にも効果的です。
始めるのに遅すぎることはありません
「子どもの頃にもっと早く始めていれば…」と後悔する必要はありません。
どの年代でも、始めたときが最適なタイミングです。まずはお気軽にご相談ください。
お一人おひとりに寄り添い、最適なサポートをさせていただきます。